魚は水に飽かず
  3週遅れの大海戦報告、標的港はジェノヴァ。遅すぎです。

   初日   : 53勝  7敗 13分け  勝利ポイント  92  戦功 122
   中日   : 55勝  9敗 14分け  勝利ポイント  99  戦功 120
   千秋楽 : 68勝  7敗 11分け  勝利ポイント 121  戦功 138

▼海戦総覧:
  フランスが初めて主導する大海戦、標的港は因縁のジェノヴァ(ヴェネツィア同盟港)となりました。連盟はフランス+イスパニア vs ヴェネツィア+イングランド。会戦海域はリグリア海およびティレニア海。対人戦闘の主戦局は、マルセイユ−ジェノヴァ間とチュニス−カリアリ間に分かれました。ここまで明瞭な主戦局の分立は珍しく、殊に大型クラスでは個々の艦隊がどちらで戦うかの選択が大局的にもかなり意味をもちました。自艦隊では3日目大型クラスの中盤まで戦績としては停滞していたのですが、中盤から南方へ移動したことで極端な連勝状態に。通してみると本拠地と標的港を抱える北側エリアのほうが、比較的強力な艦隊が集中している印象がありました。

  ともあれ前回大海戦の終結から本大海戦の告知までが10日間しかなく、とりわけ前回までほぼ半年間‘干されていた’イスパニアプレイヤーにとっては慌しさばかりの目立つ海戦でした。また他サーバを含めた過去実績を見渡すと英+ヴェネの組み合わせはかなり固定化されていることがわかります。とすればそこから弾かれるネーデルランドなどただでさえ連盟投票における一票の重みが強いため、現状では余計に参加頻度が減ることになるでしょう。しかし3ヶ国 vs 3ヶ国にできない主因としてサーバ落ちリスクの回避があると憶測すれば(他に積極的な理由が何ら思い当たらない)、今後は2 vs 2 の構図を継続したまま大海戦の頻度自体を増やすことも予想されます。その場合でも間隔の不安定さは変わらないでしょうから、こうした間隔の置き方や連盟システムの偏りはプレイヤーに不満を負わせた状態が今後も維持されそうですね。

▼艦隊総括:
  前回大海戦から日が近いこともあり、とりたてて新たな要素は見当たらず。他艦隊にラ・ロワイヤルが増えたせいか、大型クラスがやや戦いやすくなった印象があるくらい。大浸水、大混乱などオプションスキルの登場による脅威も前回以上のものではなく、従来の戦いかたを大きく変えるほどには至らない感じです。
  初日は自艦隊(援軍側)、2・3日目はペア艦隊(仕掛け側)からMVPを出せました。両提督の技量も一層安定してきた観があります。なお画像下端の戦績SS、3日目は報告前に撮り忘れたのでギルドにて事後撮影したものを載せています。艦隊メンバーのみなさん、また参加したプレイヤーのみなさん、おつかれさまでした。

▼個人戦績:
   初日   : 与撃沈/拿捕 20  決定打  7  被撃沈 3  与クリ 33  被クリ  7
   中日   : 与撃沈/拿捕 18  決定打  5  被撃沈 9  与クリ 26  被クリ 14 
   千秋楽  : 与撃沈/拿捕 19  決定打  3  被撃沈 6  与クリ 22  被クリ  9

  今回はおまけが長いのでちゃっちゃといきます。個人的な戦いかたとしては、初日はいつも通りの提督狙い、2・3日目は少し撃沈数のほうを意識してみました。結果は見ての通りです。単に決定打が減り、被撃沈数が増えました。(笑) 戦功数をみても初日はMVPと3差だったのに対し、3日目は20の差が付きました。艦隊自体の練成度が高いため、余計な力みはもたないほうが全面的に良いようです。
  個人戦績の限りで言うと近々PCを買い替える意思が固まったため、DOLベンチマーク合計2ケタの状態から抜けるとどうなるのか、現状環境での考察より今はそっちのほうが楽しみだったりしています。短めですが、分析以上。

▼画像とおまけ:
  おまけというより、今回はこっちがメインな感じに。大海戦に参戦してるNPCってどんなひとたち?という疑問に素直な試みを。意外に各人、興味深い経歴の持ち主です。ただし同名別人の可能性は大いにアリ。

ウィッカム Wickham : 日本の平戸へも来航したイギリス東インド会社の駐在員。1615年に平戸から大阪の同僚へ向けて書いた手紙のなかに“都から良質の茶を一壺送って欲しい”との言及があり、茶について最初に記録を残したイギリス人とされる。通常時NPCとしてはノルウェー付近に登場。
ttp:kks.ed.ynu.ac.jp/sub03/iwakiri/sotsuron-sugawara.html
コッパー Copper? : 15世紀後半ロンドンの商人、バーソロミュー・コッパー。1477年アイルランドでイスパニアのサンチャゴ・デ・コンポステラに向かう300人の巡礼者を持ち船のメアリー号に乗せたが、直後に3隻のアイルランド海賊に拿捕される。
ttp://www31.ocn.ne.jp/~ysino/briship/page007.html
ジョヴァンニ Giovanni : 太郎、ではさすがにどの太郎さんかわからない。ここではフィレンツェ出身のジョヴァンニ・ダ・ヴェラツァーノとしてみる。1524年にフランス王フランソワ1世の後援でたった1隻の船と50人の船員で出航し北米東海岸を探検。1528年にカリブの島々を探索中原住民に殺される。現ニューヨーク港の入り口ヴェラザノ・ナロウスにその名が残っており、マンハッタン島を最初に見たヨーロッパ人とも。通常時NPCとしてはヴェラツァーノ名でアドリア海に出現(キャラック)。
ttp://www.happycampus.co.jp/data/data_view.hcam?no=9890&br_code=1&PHPSESSID

フランシス・カテアン Francis Catean? : 15世紀末から16世紀にかけて北海を根城とした海賊。多くのイングランド商人が彼に200ポンドを供出し、自らの船の北海横断を支援した。通常時NPCとしてはインド南岸沖に出没(ナオ乗船)。ttp://www31.ocn.ne.jp/~ysino/briship/page007.html
アーサー・バロー Arthur Barrow/Ballow? : ウォルター・ローリー(エリザベス1世の寵臣で探検家・文化人としても著名)の命で新大陸に植民地を作るべくアメリカ・ロアノーク島向かった7隻の船団のうちドロシー号を率いた。ttp://www.geocities.jp/archelon_trade/history/people-eng.html
エンツォ・レジオーニ Enzo Regioni/Legioni? : 大航海時代4に登場するポルトガルのマレー総督、ドゥアルテ・ロペス・デ・ペレイラの部下(架空)。通常時NPCとしてはアドリア海を航行(ナオ乗船)。
ttp://www.geocities.jp/archelon_trade/history/people-ven.html
トーマス・ウィンダム Thomas Windom : 17-8世紀を生きたイギリスの貴族。検索にかかったページはその子孫が調査したものっぽい。ttp://www.jackmasters.net/mnotes2.html
トーマス・ボレー Thomas Volley? : 16世紀半ば、サザンプトンを拠点としてブラジルウッド交易に従事した商人。ちなみにブラジルウッドは赤い染料の原料で、ポルトガル領の南米植民地で多く見られたことからその場所がブラジルと名付けられた。ttp://www31.ocn.ne.jp/~ysino/briship/page008.html

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