▼艦隊戦時における入力系
画像の実写部分は現在のキー配置。もう3ヶ月変更がないので、現状における極私的完成形と言って良さそうです。ポイントは、
1. 手指の移動時間を限界まで減らす
2. マウスポインタの使用頻度を極限まで削る
の二点。ここへと至る試行プロセスについては、過去記事(下記URL)参照のこと。↓
○5月29日記事 「暁を覚えず 【吐息の航跡XlV】」
http://diarynote.jp/d/75061/20060529.html
わたしの場合は対人艦隊戦になるとしばしばマウスポインタが消えるので、「←」「→」キーを覚えるまではインファイトができず(どうしても遠巻きになっていた)、クリックでの一斉射撃もあまり期待できないので、左手首を動かさずにアイテム窓・スキル窓と旋回キー、一斉射撃キーを移動可能とするこの配置はプレイに必須となっています。またカスタム窓の開くテンポも安定しないため、F8以外のカスタムは一度タイミングが狂うとしばらくミス打ち(バラ撃ちとF8の悪循環とか)ばかりが続くのですが、この配置にしてからはだいぶ楽、というかミスを減らしたプレイが可能になりました。
カスタムの担当キーはそれぞれ、F1料理,F2機雷,F3予備舵,F4予備帆,F5外科,F6手桶,F7統率,F8修理。キーの写真配置への置き換えには“X Button Maker”を使用。これは検索で見つけたいくつかのうち唯一私の環境で使えたソフトなのですが、普通のPC環境のかたには他のもののほうが良いかもです。Tab(タゲ変更)の置換が利かず、ときおり誤作動も起きるので。
画像下端の数値はDOL公式HPから落とせるベンチマークプログラムの結果です。ショートストーリー仕立てでちょっと面白かったので、未体験のかたは一度お試しあれ。↓
http://www.gamecity.ne.jp/dol/bench/guide.htm
上列のLast Score‘68’はふだんのプレイ時と同じ仕様、下列の数値‘97’は大海戦時のDOL特化仕様。いずれにしても、1999年購入のマイPCの光栄による裁定は「◆Total: 動作不能〜99」だそうです。(笑) 模擬へ参加しても毎回一度は動作不良で落ちますし、そもそも設定通りの画像すら出てないことはプレイ開始時から知っていたので、かなり悪い評価も予想はできました。
パソコンの新調はいずれ必ずするわけで、前にも少し書きましたがわたしの場合いまはこのPC環境で工夫して人並みにプレイすることを、このゲームで遊ぶ楽しみの一つと捉えている面も強いんですね。なのでまぁ、PC環境が劣悪でも艦隊戦であれば最低限の働きならできてます(たぶんきっとおそらく)ということで、当ブログの存在が似たような環境下にあるかたの慰めになることがあれば素敵です。もちろん艦隊戦は相互の協力があってのことなので、PC環境の悪さが艦隊への貢献度の低さの言い訳にはなりません。そこはまず了解のうえ自艦の弱点を補ってくれる僚艦のかたがたの寛容さに、感謝の念を忘れずに。
DOLにおける海戦システムでは多くの局面でキー入力に一定の時差が許容されるので、処理速度に障害があるぶん先読みすることに慣れさえすれば、他のアクション系オンラインゲームより旧型PCでも対応しうる範囲は広いかもしれません。(とはいえ巧いひと相手のフル装備でのタイマン勝負はほぼ無理です。処理速度全般、そもそもカスタムスロットの開示速度が、とてもじゃないけど追い付きません。)
また今回記事では艦隊支援についてもその基底原理のようなものを少し書き付けようかと予定していたのですが、完全な蛇足となりそうな気がするので省きます。要は、本当の意味で艦隊戦に強いひとというのは、艦隊支援が巧いひと、と言ってほぼ確かかと。クリティカルを上手にとれたり、インファイトでの凌ぎが硬いことも重要ですが、同時多重的な思考のレイヤーを最も多く必要とするのが支援行動ですから、これが高い水準でできるひとは攻撃面でも確実に並以上の貢献ができているはずです。
というわけで「艦隊戦要諦」記事シリーズ、これにて一端終了といたします。すでに他で仔細に書かれていることにはあまり触れず、具体的な指南タッチの物言いより想起的な記述に終始したわけですがともあれ、いかがでしたでしょうか。これまで何気なく思い巡らせていたことも、実際に書き出してみると‘ああそういうことだったのか’とあらためて合点のいったことも多く、個人的にはなかなかタメになる試みでした。参考にしてくださるかたがいらしたらいと幸い、ご意見・ご感想などいただければなお嬉し。以下おまけ↓
現代の貫通スキルは放射能を利用しますね
http://www.youtube.com/watch?v=QvZ_qR8xwvo
この、‘音触’。 ‘音圧’。
http://www.youtube.com/watch?v=oCDUrRrHi4g
「ターゲットはヒズボラの指令系統」だそうです。
http://www.hersenscheet.com/loi/loituma_clock.swf
いかなる深淵、いかなる大空の彼方に、汝が双眸の炎は燃え立ちしや
−ウィリアム・ブレイク
画像の実写部分は現在のキー配置。もう3ヶ月変更がないので、現状における極私的完成形と言って良さそうです。ポイントは、
1. 手指の移動時間を限界まで減らす
2. マウスポインタの使用頻度を極限まで削る
の二点。ここへと至る試行プロセスについては、過去記事(下記URL)参照のこと。↓
○5月29日記事 「暁を覚えず 【吐息の航跡XlV】」
http://diarynote.jp/d/75061/20060529.html
わたしの場合は対人艦隊戦になるとしばしばマウスポインタが消えるので、「←」「→」キーを覚えるまではインファイトができず(どうしても遠巻きになっていた)、クリックでの一斉射撃もあまり期待できないので、左手首を動かさずにアイテム窓・スキル窓と旋回キー、一斉射撃キーを移動可能とするこの配置はプレイに必須となっています。またカスタム窓の開くテンポも安定しないため、F8以外のカスタムは一度タイミングが狂うとしばらくミス打ち(バラ撃ちとF8の悪循環とか)ばかりが続くのですが、この配置にしてからはだいぶ楽、というかミスを減らしたプレイが可能になりました。
カスタムの担当キーはそれぞれ、F1料理,F2機雷,F3予備舵,F4予備帆,F5外科,F6手桶,F7統率,F8修理。キーの写真配置への置き換えには“X Button Maker”を使用。これは検索で見つけたいくつかのうち唯一私の環境で使えたソフトなのですが、普通のPC環境のかたには他のもののほうが良いかもです。Tab(タゲ変更)の置換が利かず、ときおり誤作動も起きるので。
画像下端の数値はDOL公式HPから落とせるベンチマークプログラムの結果です。ショートストーリー仕立てでちょっと面白かったので、未体験のかたは一度お試しあれ。↓
http://www.gamecity.ne.jp/dol/bench/guide.htm
上列のLast Score‘68’はふだんのプレイ時と同じ仕様、下列の数値‘97’は大海戦時のDOL特化仕様。いずれにしても、1999年購入のマイPCの光栄による裁定は「◆Total: 動作不能〜99」だそうです。(笑) 模擬へ参加しても毎回一度は動作不良で落ちますし、そもそも設定通りの画像すら出てないことはプレイ開始時から知っていたので、かなり悪い評価も予想はできました。
パソコンの新調はいずれ必ずするわけで、前にも少し書きましたがわたしの場合いまはこのPC環境で工夫して人並みにプレイすることを、このゲームで遊ぶ楽しみの一つと捉えている面も強いんですね。なのでまぁ、PC環境が劣悪でも艦隊戦であれば最低限の働きならできてます(たぶんきっとおそらく)ということで、当ブログの存在が似たような環境下にあるかたの慰めになることがあれば素敵です。もちろん艦隊戦は相互の協力があってのことなので、PC環境の悪さが艦隊への貢献度の低さの言い訳にはなりません。そこはまず了解のうえ自艦の弱点を補ってくれる僚艦のかたがたの寛容さに、感謝の念を忘れずに。
DOLにおける海戦システムでは多くの局面でキー入力に一定の時差が許容されるので、処理速度に障害があるぶん先読みすることに慣れさえすれば、他のアクション系オンラインゲームより旧型PCでも対応しうる範囲は広いかもしれません。(とはいえ巧いひと相手のフル装備でのタイマン勝負はほぼ無理です。処理速度全般、そもそもカスタムスロットの開示速度が、とてもじゃないけど追い付きません。)
また今回記事では艦隊支援についてもその基底原理のようなものを少し書き付けようかと予定していたのですが、完全な蛇足となりそうな気がするので省きます。要は、本当の意味で艦隊戦に強いひとというのは、艦隊支援が巧いひと、と言ってほぼ確かかと。クリティカルを上手にとれたり、インファイトでの凌ぎが硬いことも重要ですが、同時多重的な思考のレイヤーを最も多く必要とするのが支援行動ですから、これが高い水準でできるひとは攻撃面でも確実に並以上の貢献ができているはずです。
というわけで「艦隊戦要諦」記事シリーズ、これにて一端終了といたします。すでに他で仔細に書かれていることにはあまり触れず、具体的な指南タッチの物言いより想起的な記述に終始したわけですがともあれ、いかがでしたでしょうか。これまで何気なく思い巡らせていたことも、実際に書き出してみると‘ああそういうことだったのか’とあらためて合点のいったことも多く、個人的にはなかなかタメになる試みでした。参考にしてくださるかたがいらしたらいと幸い、ご意見・ご感想などいただければなお嬉し。以下おまけ↓
現代の貫通スキルは放射能を利用しますね
http://www.youtube.com/watch?v=QvZ_qR8xwvo
この、‘音触’。 ‘音圧’。
http://www.youtube.com/watch?v=oCDUrRrHi4g
「ターゲットはヒズボラの指令系統」だそうです。
http://www.hersenscheet.com/loi/loituma_clock.swf
いかなる深淵、いかなる大空の彼方に、汝が双眸の炎は燃え立ちしや
−ウィリアム・ブレイク
▼艦隊行動と個性
艦隊戦一般についてしばしば耳にする誤解の一つに、“艦隊行動は個人の動きが不自由になるからイヤ”というものがあります。対人戦は縁遠いかたや、ふだんの対人プレイはソロメインのかたがそう思うのも無理もない部分は感じますが、実態はまったく逆だったりします。むしろ研ぎ澄まされた艦隊行動は、個人の強みを最も鋭く顕現させるのですね。
その理由としてまず一つ言えるのは、互いが互いの特徴をよく知る艦隊の場合、全体からみてあるひとの強みが最も有効に発揮される局面であれば、他の僚艦はまさにその強みをバックアップする方向で動けるから。したがって未経験のかたには逆説的に映るかもしれませんが実際には、個々に好き勝手をする艦隊に比べて各人の個性がより鮮明に表出しうるわけです。
こうしたことは前回のように動画の実例をあげると分かり良いのですが、そこまで力説する要も感じないので気になるかたは前掲動画や実践の場で確認してみて下さい。すでにご紹介したAkiwoさんやMr.マリオサンのブログでは、比較的固定された面子についての解説や動画公開が為されているので、そちらをご覧いただくのも参考になるはずです。
代わりにここでは、その意味で各々のメンバーの個性を最大限に活かした戦いかたをしてくる艦隊として、即座に思い浮ぶ固定艦隊をいくつか挙げておきます。実際に他プレイヤーを観察する際の参考になればとの意図から、弊害がないと思える範囲でキャラ名も挙げさせていただきます。(前回の動画解説もそうですが、こうした特定名を挙げての言及は言及内容そのものと同時に、そのような角度で個の動きをみる視座のありかたに重点を置いています。本人からクレームあれば即削除します。)
1. 模擬っこ艦隊
2. NP3艦隊
3. イス通艦隊
1の艦隊全体の特徴は過去記事[5月31日,1月28日他]参照のこと。フェティ提督のインファイトでの凌ぎ、拳王さまの突っ込み、プラティニさんの白兵(=支援削り)などなど、個々の強みを挙げだしたらキリがない陣容で、互いが互いの長所を十全と活かし切り結果へとつなげていました。このグループによる試行錯誤とグループ解散後の各国への亡命は、実際のところ現在のノトス各地で日夜展開している艦隊戦のモード進行に少なからぬ影響を与えたように思います。
2は、当ブログの過去記事でよく「青帆艦隊」として登場するかたがたです。[3月27日記事後半,5月18日記事後半他] 雷鳴砲、ヴァークさんの寄せ、シェーンさんの斬り込み、ギレン提督の見切りなど。とりわけ昨年後半の大海戦の場においてなど、現在のノトスでの艦隊戦モードとはかなり毛色の異なる戦いぶりを見せ、その独特の存在感で周囲を圧していました。
3は、セビリア軍人商会“イス通club”の艦隊。なかでもFrege提督在籍時の同商会選抜による固定艦隊の完成度には抜群の煌きがありました。マッピィさんの近接、セスタスさんの特攻、ロド砲(遠距離からの一発撃沈等)など。
メンバー構成的には、これらいずれの艦隊もがすでに過去のものとなっていますね。もちろん1は固定模擬という形で、2は各々に新たな集団の核として今でも一定のまとまりがあるようですし、3もメンバーの更新をへて今なお進化を続けているはずですが、ここでは個人的な印象をベースに書き出しているため、鮮烈なイメージを探るとどうしても昔のものが出てきてしまうようです。(ここでは一般論への志向より、偏りはあれど自らの印象に誠実な記述に止めることに意味を感じています。) 大海戦や合同模擬を通じてその強さが記憶に色濃い艦隊としては他に、むやみな旋回値を誇る台湾s艦隊(特に肌肉姑娘さん、kigdomさん)、とにかく頑強なloto艦隊、攻守にバランスの良さを備えたTirpiz艦隊などなど。
こうした強力な艦隊に共通して間違いなく言えることは、僚艦相互の確固とした信頼感の存在です。それなしにはすでに述べたような艦隊イメージの共有も、連携意識も高いレヴェルでは機能しようがないですからね。そしてこの信頼感の醸成には互いが互いを納得させられるだけの強みを備えていることが不可欠ですから、突き詰めれば際立つ個性があってはじめて、より精強な艦隊行動や連携攻撃は生じ得るとも言えるかも知れません。ここは少し鶏卵論争のような物言いになりますが。
またこの三ヶ月ほどは、全体のレヴェルが上がっていることに加えわたしのINが減ったこともあるのか、これまでに目に付いたことのないかたを含む艦隊で強いという実感を受けるグループが多くなりました。先月末交流戦のあったSWさんがそうですし[9月6日記事]、東方不敗さん(ヴェネツィアの私掠商会)の艦隊も定例模擬の成果か、以前と見違えるほど強くなったように感じています。わたし個人の印象としては未分化な部分も多いのですが、ネーデル旅団艦隊やブリザード、SMB、ポルトガル(現)青帆艦隊など、商会の枠やふだんのプレイスタイルの違いにとらわれずに集まった各軍人グループも、多少の差はあれどそれぞれに他と張れるだけの力を有しているのではないかと想像します。
この中から、あるいは外から、目の覚めるような精強さを備えた艦隊がまた新しく生まれてくることをいまはとても楽しみにしています。というのもかつてのイングランド模擬っこ艦隊がそうであったように、他とは別次元の強さを誇る集団の存在というのはやはり、他のプレイヤーにとってもプレイするうえでの強い動機付けになりますからね。期待する次第。
▼艦隊支援と入力系 [予告]
艦隊戦のまとめ記事、4回目の今回はややエピローグ的なものになりました。当初は2回で終える心積もりだったのですが、今月の記事ネタは何だかこればかりになっちゃいました。(笑) 本当は最近のノトスの動画も拝借して書く予定だったのですが、芯となるラインでは過去の記述の重複にならざるをえないので割愛します。このあたりに興味のあるかたは、前掲したAkiwoさんのブログでの動画解説が参考になると思います。最新の動向であれば、Mr.マリオサンや鹿角さんのブログ(右欄にリンクあり)をご注目あれ。
さて‘艦隊戦要諦’シリーズ、次回がラストです。最後は趣きかわって入力系の話がメインになりそう。今回の画像、ダンシングby造船所職員一同はDOL Screen Shot [rf. links]より。 以下おまけ↓
『わがまま言わない』
http://www.grapheine.com/bombaytv/play_fr.php?id=1621919
HANAKO the 偉大なるマンネリスム。
艦隊戦一般についてしばしば耳にする誤解の一つに、“艦隊行動は個人の動きが不自由になるからイヤ”というものがあります。対人戦は縁遠いかたや、ふだんの対人プレイはソロメインのかたがそう思うのも無理もない部分は感じますが、実態はまったく逆だったりします。むしろ研ぎ澄まされた艦隊行動は、個人の強みを最も鋭く顕現させるのですね。
その理由としてまず一つ言えるのは、互いが互いの特徴をよく知る艦隊の場合、全体からみてあるひとの強みが最も有効に発揮される局面であれば、他の僚艦はまさにその強みをバックアップする方向で動けるから。したがって未経験のかたには逆説的に映るかもしれませんが実際には、個々に好き勝手をする艦隊に比べて各人の個性がより鮮明に表出しうるわけです。
こうしたことは前回のように動画の実例をあげると分かり良いのですが、そこまで力説する要も感じないので気になるかたは前掲動画や実践の場で確認してみて下さい。すでにご紹介したAkiwoさんやMr.マリオサンのブログでは、比較的固定された面子についての解説や動画公開が為されているので、そちらをご覧いただくのも参考になるはずです。
代わりにここでは、その意味で各々のメンバーの個性を最大限に活かした戦いかたをしてくる艦隊として、即座に思い浮ぶ固定艦隊をいくつか挙げておきます。実際に他プレイヤーを観察する際の参考になればとの意図から、弊害がないと思える範囲でキャラ名も挙げさせていただきます。(前回の動画解説もそうですが、こうした特定名を挙げての言及は言及内容そのものと同時に、そのような角度で個の動きをみる視座のありかたに重点を置いています。本人からクレームあれば即削除します。)
1. 模擬っこ艦隊
2. NP3艦隊
3. イス通艦隊
1の艦隊全体の特徴は過去記事[5月31日,1月28日他]参照のこと。フェティ提督のインファイトでの凌ぎ、拳王さまの突っ込み、プラティニさんの白兵(=支援削り)などなど、個々の強みを挙げだしたらキリがない陣容で、互いが互いの長所を十全と活かし切り結果へとつなげていました。このグループによる試行錯誤とグループ解散後の各国への亡命は、実際のところ現在のノトス各地で日夜展開している艦隊戦のモード進行に少なからぬ影響を与えたように思います。
2は、当ブログの過去記事でよく「青帆艦隊」として登場するかたがたです。[3月27日記事後半,5月18日記事後半他] 雷鳴砲、ヴァークさんの寄せ、シェーンさんの斬り込み、ギレン提督の見切りなど。とりわけ昨年後半の大海戦の場においてなど、現在のノトスでの艦隊戦モードとはかなり毛色の異なる戦いぶりを見せ、その独特の存在感で周囲を圧していました。
3は、セビリア軍人商会“イス通club”の艦隊。なかでもFrege提督在籍時の同商会選抜による固定艦隊の完成度には抜群の煌きがありました。マッピィさんの近接、セスタスさんの特攻、ロド砲(遠距離からの一発撃沈等)など。
メンバー構成的には、これらいずれの艦隊もがすでに過去のものとなっていますね。もちろん1は固定模擬という形で、2は各々に新たな集団の核として今でも一定のまとまりがあるようですし、3もメンバーの更新をへて今なお進化を続けているはずですが、ここでは個人的な印象をベースに書き出しているため、鮮烈なイメージを探るとどうしても昔のものが出てきてしまうようです。(ここでは一般論への志向より、偏りはあれど自らの印象に誠実な記述に止めることに意味を感じています。) 大海戦や合同模擬を通じてその強さが記憶に色濃い艦隊としては他に、むやみな旋回値を誇る台湾s艦隊(特に肌肉姑娘さん、kigdomさん)、とにかく頑強なloto艦隊、攻守にバランスの良さを備えたTirpiz艦隊などなど。
こうした強力な艦隊に共通して間違いなく言えることは、僚艦相互の確固とした信頼感の存在です。それなしにはすでに述べたような艦隊イメージの共有も、連携意識も高いレヴェルでは機能しようがないですからね。そしてこの信頼感の醸成には互いが互いを納得させられるだけの強みを備えていることが不可欠ですから、突き詰めれば際立つ個性があってはじめて、より精強な艦隊行動や連携攻撃は生じ得るとも言えるかも知れません。ここは少し鶏卵論争のような物言いになりますが。
またこの三ヶ月ほどは、全体のレヴェルが上がっていることに加えわたしのINが減ったこともあるのか、これまでに目に付いたことのないかたを含む艦隊で強いという実感を受けるグループが多くなりました。先月末交流戦のあったSWさんがそうですし[9月6日記事]、東方不敗さん(ヴェネツィアの私掠商会)の艦隊も定例模擬の成果か、以前と見違えるほど強くなったように感じています。わたし個人の印象としては未分化な部分も多いのですが、ネーデル旅団艦隊やブリザード、SMB、ポルトガル(現)青帆艦隊など、商会の枠やふだんのプレイスタイルの違いにとらわれずに集まった各軍人グループも、多少の差はあれどそれぞれに他と張れるだけの力を有しているのではないかと想像します。
この中から、あるいは外から、目の覚めるような精強さを備えた艦隊がまた新しく生まれてくることをいまはとても楽しみにしています。というのもかつてのイングランド模擬っこ艦隊がそうであったように、他とは別次元の強さを誇る集団の存在というのはやはり、他のプレイヤーにとってもプレイするうえでの強い動機付けになりますからね。期待する次第。
▼艦隊支援と入力系 [予告]
艦隊戦のまとめ記事、4回目の今回はややエピローグ的なものになりました。当初は2回で終える心積もりだったのですが、今月の記事ネタは何だかこればかりになっちゃいました。(笑) 本当は最近のノトスの動画も拝借して書く予定だったのですが、芯となるラインでは過去の記述の重複にならざるをえないので割愛します。このあたりに興味のあるかたは、前掲したAkiwoさんのブログでの動画解説が参考になると思います。最新の動向であれば、Mr.マリオサンや鹿角さんのブログ(右欄にリンクあり)をご注目あれ。
さて‘艦隊戦要諦’シリーズ、次回がラストです。最後は趣きかわって入力系の話がメインになりそう。今回の画像、ダンシングby造船所職員一同はDOL Screen Shot [rf. links]より。 以下おまけ↓
『わがまま言わない』
http://www.grapheine.com/bombaytv/play_fr.php?id=1621919
HANAKO the 偉大なるマンネリスム。
▼続・艦隊戦における強さとは
「艦隊戦要諦」記事群、続けます。前回記事[9月12日]の末尾で、艦隊戦における個の強さの条件には、PC性能やキャラのスキルランクとは別次元の水準で、現在のモードを肌で知っていることと、過去の蓄積をONの状態に保っていることの二つがあることを述べました。
この二点を抑えているプレイヤーは、抑えてないけど漫然と自信はあるプレイヤーと比べて、開戦後の動きかたが明確に異なってきます。なぜなら戦闘のさなかにあって前者は自らの可能域に対して“複層的思考”を巡らせ相互に“数秒先のイメージの共有”を図れるのに対し、後者はただひたすら己の射程圏付近の情勢に逐次対応していくしかないからです。
現状のスキルやアイテム、艤装性能の効果幅を熟知することなしに、同時に幾つもの作業を迫られる局面において為しうる最良の選択をベストオーダーで働かせ続けることはできませんし、現下においてどのような艦隊行動が妥当かを踏まえることなしに数秒先の艦隊配置をイメージすることなどできません。数多くある大航海時代のプレーヤーズブログでよく登場する“視野の広さ”とは、こうしたもろもろの観点のトータル概念であって、ある一瞬を切り取って物理的に遠距離まで見通せることでは必ずしもないのですね。
前回記事でも拝借した台湾サーバのプレイヤーによる他の録画で、このことが分かりやすい形で現れているものがあったのでご紹介。↓
http://www.youtube.com/watch?v=0cuZgkTs_4E
このプレイヤー(録画主)、序盤は孤立しそうな味方旗艦を追いますが、左に大きく逸れた僚艦が敵アタッカーの背後に回ったのを見届けると、敵旗艦を追って孤立した別の僚艦への加勢に転じ、結果的には敵旗のコンボ撃沈に至るという獅子奮迅の活躍を見せています。後半で自艦が敵旗艦からクリティカル性の砲撃をもらった直後に他の敵艦を船尾から沈めてもいますが、この距離での旗艦の砲撃であればクリ被撃でも沈まないというダメージ幅の読み(とくに旗艦は回避等の防御系スキルを入れてる可能性が高いので)と、コンボ砲撃は来ないという状況判断がここにはあったはず。(というか、ノトス定例模擬の常連さんならおそらく多くがそう読みます。) 頻繁な視点の切り換えにより、遠方の戦況を適時確認しているところもポイントです。
これ、前回記事の「2.散開モード」と同じかたの動画なんですが、他をみてもこのかたが艦隊の鍵になっているのがよく窺えますね。実際、自身の動画を公開するかたは上昇志向が旺盛なのか、あとから始めても短期間で強くなる傾向を感じます。PC環境が許すなら、敢えて自分の醜態も込みで公開していくのも優れた自己鍛錬法かもしれません。
さて上記プレイヤーによる20に及ぶ動画、すべて今年6月10日に録画されているわけですが、同じ日にノトスで行われた模擬動画もご紹介↓ 今や自身の名を冠した(?)模擬団体まで存在するMr.マリオサンによる録画です。(さん付けも氏呼ばわりも微妙なのでMr.採用。なぜかしっくり来てます)
【マリオサン】大航海日記 より6月10日合同模擬動画
http://diarynote.jp/d/77597/20060611.html
上記URLから飛べる[20060610]フォルダに6つの動画が格納されています。3番目の動画は5隻目の単独行がうまくいった例、5番目の動画は白兵捕捉/離脱後の典型的な旗艦への集中砲火の例としてなどそれぞれに一見の価値ありですが、ここでは特に1番目の動画を扱います。艦隊構成は以下の通り。(動画解説の都合上、お名前もここに出します。敬称略、断りなしのご無礼お許しを)
攻撃側: レムオン Ryoji 超獣兵A マリオサン UOA(旗)
防御側: フェティ Vistalia セスタス ころやん goodbye(旗)
7分20秒に及ぶこの戦闘、局面局面ではそうとう手堅くノトスサーバに典型的な展開が維持されてかなりの名勝負の一つとも言える一方で、総体としては非常にレアな戦況が繰り広げられています。どのように珍しいかを列挙すると、
a. 戦局が一度も分断されていない
b. 白兵戦が無駄に連なるダンゴ状況がない
c. ライン際での攻防が皆無
d. 7分20秒に及ぶ撃沈ゼロ状態
という感じに。2vs2 + 3vs3 という起こりがちな分断が一度もなく、無意味な位置での無目的な白兵戦もまず起きていません。そして開幕後戦闘終了までの7分20秒間、沈没は最後の旗艦1隻のみ。なぜそうなったかを考えると、一つには実はこれ模擬開始後すでに3-4時間をへたあとの戦闘で脳筋プレイヤー以外はすでに寝てしまい、残った面子はみな十分にエンジンがかかってかつほどよく疲労しているため、凄味すら感じる操船をそこそこで見せつつも無闇な冒険はしなくなったという理由は多分あります。実際、わたしも含めいつもより抑えが利いてるかたがちらほら。
自艦の動きについて言えば序盤は様子見で回避優先、遠巻きに撃っていたのですが、中盤[2:38-]からは戦局の中心をぶった切り外へ出て、旋回後また中央を突っ切るという動作を繰り返しています。これは主に、提督の技量としてUOAさんがわたしより遥かに上なことをよく知っているための判断でした。もし戦局が分かれた場合、不利になるのは戦局に占める一隻当たりの重みが増すわたしのほう、なので敢えて単一戦局の渦中から離れないという発想です。すれ違いざまの僚艦に、自艦を追ってくる敵アッタカーへの不意撃ちを期待もしています。加えてUOAさんは提督時にも敵旗の撃沈を積極的に狙っていくタイプで、他の艦隊メンバーはいずれも両旗の状態を意識から外すことのない手練れ揃いなので、自然と戦局の分断やライン際での攻防が起こりえない展開に。
画面のそこかしこで見られる囲い込みの連携[ex.5:14-24]や、両舷側から挟み込む形での寄せの意識[ex.3:44-54]、攻守両面での僚艦白兵時の他艦による凌ぎ合い[ex.3:31,4:12-22,6:19-44]や、各々の弾筋や装填速度の読み合いのすえ相次いで生じるギリギリの角度と時差でのクリティカル回避、Mr.マリオサンのアイテム使用、スキル切り換えのタイミング等々、これから本格的に艦隊戦をというかたにとっては見れば見るほど活かせる点の発見があること請け合いです。ぜひ参考にしてみて下さい。同年同日録画の台湾サーバの動画群との比較という観点も面白いかも。(但し3ヶ月前のものゆえ、現役プレイヤーの戦術も今は変わっている点があることは付言しておきます)
またこのフォルダ中の動画には他にも以前リンクを貼らせてもらったAkiwoさんやFregeさんなど、すでに引退された猛者の姿も見られます。各々に味のある‘らしい’動きを見せてくれてます。戦いぶりにおいても明瞭にキャラの立つかたの登場する動画は、思わず感心する瞬間も多く観ていて楽しいものですね。
▼艦隊行動と個性 [予告]
さらに続きます。とはいえ長くなったので今宵はここまで。次回は「艦隊行動における個性とは」をメインに考えます。 以下オマケ↓ 動画で10分近くあるので、休憩時に甘いものとコーヒーでも片手にどうぞ。
Orbital "Halcyon" on the image of "2001 Space Odyssey"
http://www.youtube.com/watch?v=KXN9r6tPgHU
できれば音量大、動画右下のアイコンからフルスクリーンモードで鑑賞するのがよろしかろう。
曲はオービタル、映像は前回記事でご登場いただいたキューブリック“2001年宇宙の旅”からよく知られた‘あの’シーン。すでに見飽きたとお感じのかたも多いでしょうが、騙されたと思ってもう一度じっくり味わってみて下さい。何かしら新たな感興を催すはず。
以前に私的な音楽傾向を書いたことがありましたが[8月24日記事「一千の虚夢」]、それを読んだフレの一人からオフ会で会った際に“シュミ暗いなぁ”という感想をいただきました。(笑) もともとその記事に書いたようなダウナー系の濃い鑑賞傾向に至るのには、中学時代に1年ほどテクノ系のアップテンポな曲ばかり聴いた時期を経由してのことなのですが、オービタルはいわばその頃の名残りのようなものです。(いま初めてオービタルってカタカナで書いて、字面のカッコ悪さにちょっとびっくりw)
ともあれ世界各地でこの映像のダビングテープと、マツモトキヨシでは売ってないドラッグ類を仕入れてぶっ飛んだ経験をもつひとの総数は、もしかしたら数百万の単位では足りないかもですね。子を産む前、頭が禿げだす前の‘青春時代’をそうして過ごした世代が現実としていま世界を牽引していることに思いめぐらせば、日本を含むアメリカ同盟国による正義の殺戮も、環境破壊による文明社会の自傷行為もなんだかすべて微笑ましい子供の戯れのようにも思えてきます。はははは、ははは。いけません。
「艦隊戦要諦」記事群、続けます。前回記事[9月12日]の末尾で、艦隊戦における個の強さの条件には、PC性能やキャラのスキルランクとは別次元の水準で、現在のモードを肌で知っていることと、過去の蓄積をONの状態に保っていることの二つがあることを述べました。
この二点を抑えているプレイヤーは、抑えてないけど漫然と自信はあるプレイヤーと比べて、開戦後の動きかたが明確に異なってきます。なぜなら戦闘のさなかにあって前者は自らの可能域に対して“複層的思考”を巡らせ相互に“数秒先のイメージの共有”を図れるのに対し、後者はただひたすら己の射程圏付近の情勢に逐次対応していくしかないからです。
現状のスキルやアイテム、艤装性能の効果幅を熟知することなしに、同時に幾つもの作業を迫られる局面において為しうる最良の選択をベストオーダーで働かせ続けることはできませんし、現下においてどのような艦隊行動が妥当かを踏まえることなしに数秒先の艦隊配置をイメージすることなどできません。数多くある大航海時代のプレーヤーズブログでよく登場する“視野の広さ”とは、こうしたもろもろの観点のトータル概念であって、ある一瞬を切り取って物理的に遠距離まで見通せることでは必ずしもないのですね。
前回記事でも拝借した台湾サーバのプレイヤーによる他の録画で、このことが分かりやすい形で現れているものがあったのでご紹介。↓
http://www.youtube.com/watch?v=0cuZgkTs_4E
このプレイヤー(録画主)、序盤は孤立しそうな味方旗艦を追いますが、左に大きく逸れた僚艦が敵アタッカーの背後に回ったのを見届けると、敵旗艦を追って孤立した別の僚艦への加勢に転じ、結果的には敵旗のコンボ撃沈に至るという獅子奮迅の活躍を見せています。後半で自艦が敵旗艦からクリティカル性の砲撃をもらった直後に他の敵艦を船尾から沈めてもいますが、この距離での旗艦の砲撃であればクリ被撃でも沈まないというダメージ幅の読み(とくに旗艦は回避等の防御系スキルを入れてる可能性が高いので)と、コンボ砲撃は来ないという状況判断がここにはあったはず。(というか、ノトス定例模擬の常連さんならおそらく多くがそう読みます。) 頻繁な視点の切り換えにより、遠方の戦況を適時確認しているところもポイントです。
これ、前回記事の「2.散開モード」と同じかたの動画なんですが、他をみてもこのかたが艦隊の鍵になっているのがよく窺えますね。実際、自身の動画を公開するかたは上昇志向が旺盛なのか、あとから始めても短期間で強くなる傾向を感じます。PC環境が許すなら、敢えて自分の醜態も込みで公開していくのも優れた自己鍛錬法かもしれません。
さて上記プレイヤーによる20に及ぶ動画、すべて今年6月10日に録画されているわけですが、同じ日にノトスで行われた模擬動画もご紹介↓ 今や自身の名を冠した(?)模擬団体まで存在するMr.マリオサンによる録画です。(さん付けも氏呼ばわりも微妙なのでMr.採用。なぜかしっくり来てます)
【マリオサン】大航海日記 より6月10日合同模擬動画
http://diarynote.jp/d/77597/20060611.html
上記URLから飛べる[20060610]フォルダに6つの動画が格納されています。3番目の動画は5隻目の単独行がうまくいった例、5番目の動画は白兵捕捉/離脱後の典型的な旗艦への集中砲火の例としてなどそれぞれに一見の価値ありですが、ここでは特に1番目の動画を扱います。艦隊構成は以下の通り。(動画解説の都合上、お名前もここに出します。敬称略、断りなしのご無礼お許しを)
攻撃側: レムオン Ryoji 超獣兵A マリオサン UOA(旗)
防御側: フェティ Vistalia セスタス ころやん goodbye(旗)
7分20秒に及ぶこの戦闘、局面局面ではそうとう手堅くノトスサーバに典型的な展開が維持されてかなりの名勝負の一つとも言える一方で、総体としては非常にレアな戦況が繰り広げられています。どのように珍しいかを列挙すると、
a. 戦局が一度も分断されていない
b. 白兵戦が無駄に連なるダンゴ状況がない
c. ライン際での攻防が皆無
d. 7分20秒に及ぶ撃沈ゼロ状態
という感じに。2vs2 + 3vs3 という起こりがちな分断が一度もなく、無意味な位置での無目的な白兵戦もまず起きていません。そして開幕後戦闘終了までの7分20秒間、沈没は最後の旗艦1隻のみ。なぜそうなったかを考えると、一つには実はこれ模擬開始後すでに3-4時間をへたあとの戦闘で脳筋プレイヤー以外はすでに寝てしまい、残った面子はみな十分にエンジンがかかってかつほどよく疲労しているため、凄味すら感じる操船をそこそこで見せつつも無闇な冒険はしなくなったという理由は多分あります。実際、わたしも含めいつもより抑えが利いてるかたがちらほら。
自艦の動きについて言えば序盤は様子見で回避優先、遠巻きに撃っていたのですが、中盤[2:38-]からは戦局の中心をぶった切り外へ出て、旋回後また中央を突っ切るという動作を繰り返しています。これは主に、提督の技量としてUOAさんがわたしより遥かに上なことをよく知っているための判断でした。もし戦局が分かれた場合、不利になるのは戦局に占める一隻当たりの重みが増すわたしのほう、なので敢えて単一戦局の渦中から離れないという発想です。すれ違いざまの僚艦に、自艦を追ってくる敵アッタカーへの不意撃ちを期待もしています。加えてUOAさんは提督時にも敵旗の撃沈を積極的に狙っていくタイプで、他の艦隊メンバーはいずれも両旗の状態を意識から外すことのない手練れ揃いなので、自然と戦局の分断やライン際での攻防が起こりえない展開に。
画面のそこかしこで見られる囲い込みの連携[ex.5:14-24]や、両舷側から挟み込む形での寄せの意識[ex.3:44-54]、攻守両面での僚艦白兵時の他艦による凌ぎ合い[ex.3:31,4:12-22,6:19-44]や、各々の弾筋や装填速度の読み合いのすえ相次いで生じるギリギリの角度と時差でのクリティカル回避、Mr.マリオサンのアイテム使用、スキル切り換えのタイミング等々、これから本格的に艦隊戦をというかたにとっては見れば見るほど活かせる点の発見があること請け合いです。ぜひ参考にしてみて下さい。同年同日録画の台湾サーバの動画群との比較という観点も面白いかも。(但し3ヶ月前のものゆえ、現役プレイヤーの戦術も今は変わっている点があることは付言しておきます)
またこのフォルダ中の動画には他にも以前リンクを貼らせてもらったAkiwoさんやFregeさんなど、すでに引退された猛者の姿も見られます。各々に味のある‘らしい’動きを見せてくれてます。戦いぶりにおいても明瞭にキャラの立つかたの登場する動画は、思わず感心する瞬間も多く観ていて楽しいものですね。
▼艦隊行動と個性 [予告]
さらに続きます。とはいえ長くなったので今宵はここまで。次回は「艦隊行動における個性とは」をメインに考えます。 以下オマケ↓ 動画で10分近くあるので、休憩時に甘いものとコーヒーでも片手にどうぞ。
Orbital "Halcyon" on the image of "2001 Space Odyssey"
http://www.youtube.com/watch?v=KXN9r6tPgHU
できれば音量大、動画右下のアイコンからフルスクリーンモードで鑑賞するのがよろしかろう。
曲はオービタル、映像は前回記事でご登場いただいたキューブリック“2001年宇宙の旅”からよく知られた‘あの’シーン。すでに見飽きたとお感じのかたも多いでしょうが、騙されたと思ってもう一度じっくり味わってみて下さい。何かしら新たな感興を催すはず。
以前に私的な音楽傾向を書いたことがありましたが[8月24日記事「一千の虚夢」]、それを読んだフレの一人からオフ会で会った際に“シュミ暗いなぁ”という感想をいただきました。(笑) もともとその記事に書いたようなダウナー系の濃い鑑賞傾向に至るのには、中学時代に1年ほどテクノ系のアップテンポな曲ばかり聴いた時期を経由してのことなのですが、オービタルはいわばその頃の名残りのようなものです。(いま初めてオービタルってカタカナで書いて、字面のカッコ悪さにちょっとびっくりw)
ともあれ世界各地でこの映像のダビングテープと、マツモトキヨシでは売ってないドラッグ類を仕入れてぶっ飛んだ経験をもつひとの総数は、もしかしたら数百万の単位では足りないかもですね。子を産む前、頭が禿げだす前の‘青春時代’をそうして過ごした世代が現実としていま世界を牽引していることに思いめぐらせば、日本を含むアメリカ同盟国による正義の殺戮も、環境破壊による文明社会の自傷行為もなんだかすべて微笑ましい子供の戯れのようにも思えてきます。はははは、ははは。いけません。
▽西班牙模擬 於九月九日
左画像は先週土曜の国別模擬でのもの。久々にフルで出たのですが、ダメダメでした。特に前半は何がいけないというレヴェルでなく全面的にペケで、途中で確認したら2与撃沈7被撃沈とか。もちろんこの数値を目的に戦ってはいないのですが、それにしても酷すぎました。
それでこの記事群を書くべく過去の動画を漁っていて気づいたのですが、二ヶ月ほど前の自船の動きのほうが、今より明らかにいいんですよね。その頃に比べ今は模擬参加も減っており、自覚する以上になまっている部分が多いようです。ただ今回も後半には勘の戻りを実感できる瞬間が幾度かは出てきていたので、わたしの場合しばらく休んだ際には最低2,3時間のブラッシュアップが必要ということかもしれません。
それはそうと新大陸熱の影響かポルトガル定例模擬がお休みのようで、今回は中盤からプチ合同に。隣国から来たお二人とずっと組んでいたのですが、一人はインファイトで頑強、一人は最大戦速に乗った状態での撃沈が鮮やかで、頼もしくもあり新鮮でした。というかいつも先に沈み申し訳なく……(-_-;;) (ちなみに脳筋データ、与/被拿捕/水平/弾道は意味が薄いので省略してみました。トータルで17勝11敗6分け、与クリティカル34/被クリ59。…59ってああたorz)
▼続・艦隊戦のモード
さて、前回記事の続きに入ります。対人の艦隊戦にはモードがあるということは他サーバの動画をみるとよくわかるので、いきなりですが試しに海外サーバのものをいくつか紹介してみます。 (この文脈で国内他サーバのものを紹介するのは少しリスキーな気もしますしね^^;)
1.実戦経験の差 [ポルトガル海賊艦隊 vs フランス艦隊]
http://www.youtube.com/watch?v=_1j8jKm7BTA
フランス艦隊は帆模様も統一し見栄えは強そうなんですが、決まりきったように各個撃破されてます。台湾サーバの事情はとんと存じませんが、一見して思えるのはあまり戦列に乗って長くない人同士の戦いではないかということ。ポルトガル側にきっちり囲い込みの意識があるのは窺えますが、それも2-3vs1の局面のみで、4-5隻の塊で動くという意識は見られません。これのみならふだんの戦列以外の船でのPKプレイでも養えるわけですが、どうもそれだけで勝っているという印象があります。もし日本の3サーバよりサービス開始が遅いようなら、そのことがこうした戦術面での差に現れている可能性はありそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=Cx5_uHijAUA
http://www.youtube.com/watch?v=ovRIeiXo5tA
↑参考までに同じ組み合わせの動画を。展開は上記にほぼ同じです。そも交戦開始の仕方がかなり違いますね。
2.散開モード [フランス艦隊 vs 英西ヴ混成艦隊]
http://www.youtube.com/watch?v=NRDX_Wh13Qk
まず交戦開始後の散開ぶりがノトスの常識からすれば異様です。けれども双方が同じように分散し、各々の局面のなかで戦闘に没頭していますから、このサーバではこうした戦いかたが常識なのかもしれません。フェティさんのブログを読む感じでは、Eurosサーバも比較的この傾向にあるのかも。ちなみにこのかたは他にも20近い動画を上げていて、上記URLから見られますのでご関心あればご覧下さい。(面白いものがあればお聞かせをm(_ _)m )
http://www.youtube.com/watch?v=BSjDYGRtw7s
http://www.youtube.com/watch?v=EVjW2OWgOeA
↑とりあえず二艦隊同士のもの、録画主さん大車輪のもの発見w
3.無手勝流 [ポルトガルPKx3 vs 四ヶ国混成PKKx5 ※実戦]
http://www.youtube.com/watch?v=a4NzO_PtwU4
3隻の赤ネ艦隊に対し、相手のPKK艦隊が5隻で襲っておいてそれはないよという弱さを披露しています。序盤でヴェネツィア戦列が回避目的なのに敵艦の進行方向に船尾を向けて旋回し続けるなど、個人レヴェルでも集団としても対人戦の経験値がほとんどない艦隊であることが窺えます。赤ネのガレアスも接舷レンジの広さを活かさずに旋回で張り合ったあげく孤立を招くあたり、明らかに船の長所を潰してますね。PK同士にも関わらずここまで一方的な戦闘というのは、昨今のノトスでは少し考えにくいものがあります。
実例紹介、とりあえず以上です。いかがでしょうか。もちろん特定の動画に登場する特定少数のプレイヤーの動きをもってそのサーバ全体のモードを推量することはできません。ですが幾つかを見ていけば、そこに自サーバにはない動きの共通点のようなものがあるらしいという推察が働くとしても一概に憶測とは言えないはず。というかまぁ、一線レヴェルでしばし戦えば説明の要なしに肯けることなんですけどね。^^;
艦隊チャットの使われかたもだいぶ違って見えますね。インファイトに弱い艦隊ではまるで勝てなくなっているノトスの現状のほうが、DOL全体からみるとむしろレアである可能性は高いかも。
▼艦隊戦における強さとは
このことから必然的に導き出されるのは、艦隊戦において現時点で強いひとというのは確実に、現在のモードを肌で知っているひとだということです。つまり直近一、二ヶ月での実践経験が浅いひとは、どんなに強いという名声が過去にあっても、今は勝てない。逆を言えばこれから始めるひとでも、いまのモードに触れることで思いのほか早くキャッチアップは達成しうるということになるかもしれません。
また前回記事でも少し書きましたが、艦隊戦における個の強さを形成する要素には、キャラのもつ各種スキルランクとは根本的に無関係なもののほうがずっと多いのが実情です。帆舵修理や外科統率、料理や指示チャットなどの艦隊支援を必要なタイミングで飛ばす目の早さ、敵艦の砲種・装填速度にあわせて寸秒先の弾道を読んで舵を切る技量、減速・停船・接舷など僚艦のイメージ通りの操船をこなす手際の良さ、いずれの局面でもモノを言うのは様々な状況を凌いできたという経験の蓄積です。
したがって戦い続けているひとが問答無用に強い理由の一つには、これらモードの進化に肌で触れつつ、過去の蓄積をONの状態に保てているというのがあるとはまず言ってもよさそうです。
とくに今は大型アップデート後とあって、皆がみな手探りで次のモードを探っている状態です。この波がおさまるにはまだ当分かかりそうですし、まずは何をさておき公開型の定例模擬に出てみましょう。(週末を中心に各地でやっています) 今こそ荒ぶる若武者新登場のチャンスです。って前回記事に続いてなんだか勧誘タッチの物言いになっているのは、今は躊躇しているようだけど少しやるとハマりそうなひとが多いなぁとよく感じるからかもしれません。(笑)
この続きは別項にて。次回はもう少し突っ込んだ内容になります。ノトスの動画も扱う所存。あと、これはちょっと面白い、これは名勝負とか、いい参考になるかもというような動画がもしありましたら、どなたでもぜひお知らせおねがいいたします。m(_ _)m 恒例のおまけ↓ 噂の新凶悪スキルをネタに。
『通常弾強化ついにこた!』
http://www.grapheine.com/bombaytv/play_fr.php?id=1609349
一応『副官をさがして』[7/19「常在戦章」記事おまけ] の続編です。映像もたぶん同じ映画から採られてます(笑)。
左画像は先週土曜の国別模擬でのもの。久々にフルで出たのですが、ダメダメでした。特に前半は何がいけないというレヴェルでなく全面的にペケで、途中で確認したら2与撃沈7被撃沈とか。もちろんこの数値を目的に戦ってはいないのですが、それにしても酷すぎました。
それでこの記事群を書くべく過去の動画を漁っていて気づいたのですが、二ヶ月ほど前の自船の動きのほうが、今より明らかにいいんですよね。その頃に比べ今は模擬参加も減っており、自覚する以上になまっている部分が多いようです。ただ今回も後半には勘の戻りを実感できる瞬間が幾度かは出てきていたので、わたしの場合しばらく休んだ際には最低2,3時間のブラッシュアップが必要ということかもしれません。
それはそうと新大陸熱の影響かポルトガル定例模擬がお休みのようで、今回は中盤からプチ合同に。隣国から来たお二人とずっと組んでいたのですが、一人はインファイトで頑強、一人は最大戦速に乗った状態での撃沈が鮮やかで、頼もしくもあり新鮮でした。というかいつも先に沈み申し訳なく……(-_-;;) (ちなみに脳筋データ、与/被拿捕/水平/弾道は意味が薄いので省略してみました。トータルで17勝11敗6分け、与クリティカル34/被クリ59。…59ってああたorz)
▼続・艦隊戦のモード
さて、前回記事の続きに入ります。対人の艦隊戦にはモードがあるということは他サーバの動画をみるとよくわかるので、いきなりですが試しに海外サーバのものをいくつか紹介してみます。 (この文脈で国内他サーバのものを紹介するのは少しリスキーな気もしますしね^^;)
1.実戦経験の差 [ポルトガル海賊艦隊 vs フランス艦隊]
http://www.youtube.com/watch?v=_1j8jKm7BTA
フランス艦隊は帆模様も統一し見栄えは強そうなんですが、決まりきったように各個撃破されてます。台湾サーバの事情はとんと存じませんが、一見して思えるのはあまり戦列に乗って長くない人同士の戦いではないかということ。ポルトガル側にきっちり囲い込みの意識があるのは窺えますが、それも2-3vs1の局面のみで、4-5隻の塊で動くという意識は見られません。これのみならふだんの戦列以外の船でのPKプレイでも養えるわけですが、どうもそれだけで勝っているという印象があります。もし日本の3サーバよりサービス開始が遅いようなら、そのことがこうした戦術面での差に現れている可能性はありそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=Cx5_uHijAUA
http://www.youtube.com/watch?v=ovRIeiXo5tA
↑参考までに同じ組み合わせの動画を。展開は上記にほぼ同じです。そも交戦開始の仕方がかなり違いますね。
2.散開モード [フランス艦隊 vs 英西ヴ混成艦隊]
http://www.youtube.com/watch?v=NRDX_Wh13Qk
まず交戦開始後の散開ぶりがノトスの常識からすれば異様です。けれども双方が同じように分散し、各々の局面のなかで戦闘に没頭していますから、このサーバではこうした戦いかたが常識なのかもしれません。フェティさんのブログを読む感じでは、Eurosサーバも比較的この傾向にあるのかも。ちなみにこのかたは他にも20近い動画を上げていて、上記URLから見られますのでご関心あればご覧下さい。(面白いものがあればお聞かせをm(_ _)m )
http://www.youtube.com/watch?v=BSjDYGRtw7s
http://www.youtube.com/watch?v=EVjW2OWgOeA
↑とりあえず二艦隊同士のもの、録画主さん大車輪のもの発見w
3.無手勝流 [ポルトガルPKx3 vs 四ヶ国混成PKKx5 ※実戦]
http://www.youtube.com/watch?v=a4NzO_PtwU4
3隻の赤ネ艦隊に対し、相手のPKK艦隊が5隻で襲っておいてそれはないよという弱さを披露しています。序盤でヴェネツィア戦列が回避目的なのに敵艦の進行方向に船尾を向けて旋回し続けるなど、個人レヴェルでも集団としても対人戦の経験値がほとんどない艦隊であることが窺えます。赤ネのガレアスも接舷レンジの広さを活かさずに旋回で張り合ったあげく孤立を招くあたり、明らかに船の長所を潰してますね。PK同士にも関わらずここまで一方的な戦闘というのは、昨今のノトスでは少し考えにくいものがあります。
実例紹介、とりあえず以上です。いかがでしょうか。もちろん特定の動画に登場する特定少数のプレイヤーの動きをもってそのサーバ全体のモードを推量することはできません。ですが幾つかを見ていけば、そこに自サーバにはない動きの共通点のようなものがあるらしいという推察が働くとしても一概に憶測とは言えないはず。というかまぁ、一線レヴェルでしばし戦えば説明の要なしに肯けることなんですけどね。^^;
艦隊チャットの使われかたもだいぶ違って見えますね。インファイトに弱い艦隊ではまるで勝てなくなっているノトスの現状のほうが、DOL全体からみるとむしろレアである可能性は高いかも。
▼艦隊戦における強さとは
このことから必然的に導き出されるのは、艦隊戦において現時点で強いひとというのは確実に、現在のモードを肌で知っているひとだということです。つまり直近一、二ヶ月での実践経験が浅いひとは、どんなに強いという名声が過去にあっても、今は勝てない。逆を言えばこれから始めるひとでも、いまのモードに触れることで思いのほか早くキャッチアップは達成しうるということになるかもしれません。
また前回記事でも少し書きましたが、艦隊戦における個の強さを形成する要素には、キャラのもつ各種スキルランクとは根本的に無関係なもののほうがずっと多いのが実情です。帆舵修理や外科統率、料理や指示チャットなどの艦隊支援を必要なタイミングで飛ばす目の早さ、敵艦の砲種・装填速度にあわせて寸秒先の弾道を読んで舵を切る技量、減速・停船・接舷など僚艦のイメージ通りの操船をこなす手際の良さ、いずれの局面でもモノを言うのは様々な状況を凌いできたという経験の蓄積です。
したがって戦い続けているひとが問答無用に強い理由の一つには、これらモードの進化に肌で触れつつ、過去の蓄積をONの状態に保てているというのがあるとはまず言ってもよさそうです。
とくに今は大型アップデート後とあって、皆がみな手探りで次のモードを探っている状態です。この波がおさまるにはまだ当分かかりそうですし、まずは何をさておき公開型の定例模擬に出てみましょう。(週末を中心に各地でやっています) 今こそ荒ぶる若武者新登場のチャンスです。って前回記事に続いてなんだか勧誘タッチの物言いになっているのは、今は躊躇しているようだけど少しやるとハマりそうなひとが多いなぁとよく感じるからかもしれません。(笑)
この続きは別項にて。次回はもう少し突っ込んだ内容になります。ノトスの動画も扱う所存。あと、これはちょっと面白い、これは名勝負とか、いい参考になるかもというような動画がもしありましたら、どなたでもぜひお知らせおねがいいたします。m(_ _)m 恒例のおまけ↓ 噂の新凶悪スキルをネタに。
『通常弾強化ついにこた!』
http://www.grapheine.com/bombaytv/play_fr.php?id=1609349
一応『副官をさがして』[7/19「常在戦章」記事おまけ] の続編です。映像もたぶん同じ映画から採られてます(笑)。
▼艦隊戦要諦
以前から艦隊戦一般について一度書くつもりでいたのですが、伸び伸びになっていました。今回の大型パッチでも芯となるラインは変わらないでしょうから、とりあえずここで一度中途半端な形にですがまとめておこうと思います。記事をいくつかに分けるので初回はとりあえず、これから始めるかたへの紹介っぽい文面にしてみます。
▼艦隊戦入門
とはいえ各論の技術レヴェルについては書きません。すでに引退されているAkiwoさんのブログがこの点を非常に洗練された形でまとめていらっしゃるので、関心のあるかたはそちらをご覧ください。下記URLにある6/27記事「■模擬戦へのお誘い」から一週間ほど続く投稿群がそれに当たります。↓
http://akiwo.blog48.fc2.com/blog-date-200606.html
現状では誰が書いても、この記事群の発展版か要約版にしかならないだろうというくらい、核となるポイントはすべて網羅されています。むろん具体的な艤装やアイテムの良し悪しといった水準では今回の大型パッチで変わる部分も多々あるでしょうが、そうしたことは結局のところ実践せずに書かれたものを読んでも意味がないので、これから対人に乗り出そうというかたがまず重視すべきポイントではありません(私見)。
またAkiwoさんの前置きにもあるように、模擬戦を戦うのに砲撃系のスキルは必須ですが、スキルランクは最重要事項ではありません。公開模擬参加は砲撃Rを上げてからと渋るかたが時折いますが、対人の経験が浅い砲撃Rオールカンストのかたよりも、ふだんから模擬を楽しんでいる商人職や冒険職のかたのほうが断然強いくらいです。少なくとも重ガレオンや戦列に乗れるレヴェルなら砲術R8前後にはなっていると思いますが、それで十分。
模擬戦で戦えるようになることは、危険海域での艦隊同士の実戦でも大海戦でも確実に意味を持ちます。最初のうちはまったく撃沈できず、沈みまくりの状態が続くはずですが、そこは前のめりに気張りましょう。誰でもはじめは初心者でしたから、温かい目で見守ってもらえること請け合いです。
(例えば大海戦で対人メインでMVPをとるような脳筋艦隊にも、ふつうに商人職や冒険職のプレイヤーがいたりします。重要なのはあくまでPスキル[Player’s skill]。わたしは昨年暮れ戦闘用ガレオンに乗れた時点から月1,2のペースで模擬へ参加するようになり、それから半年たった今年5月の時点でも砲術R9/弾道水平R8/貫通R5/速射なしとショボショボでしたが、Rが低いことで嫌な思いをしたことはありません。もちろん弱い僚艦に対し内心は苦々しく思うかたもいるはずですが、味方の弱点を補えてこその艦隊戦ですから、その不満を露わにするひとを気にする必要は一切ありません。基本的には初心者プレイヤーがいるならいるでそのカヴァーを楽しめるのは脳筋プレイヤーの数少ない美点の一つです。もちろん文句ではなく、意味のあるアドヴァイスを貰った際には一考の価値ありです。)
▼艦隊戦のモード
対人戦の面白味の一つには、相手の戦いかたに応じて採るべき戦術が常に変化しているということがあります。従って、対NPC戦のような意味での定石的な戦いかたは、対人戦にはありません。たとえば仕様が同じでも、サーバごとに艦隊戦のモードが明確に異なることなどは、このことをよく証しているとも言えるでしょう。
野良の艦隊などに入ると稀に「2隻目は旗艦を護衛」とか、「5隻目が反転するのはよくない」というようなことを決まり文句のように言い立て続けるかたがいますが、こういうかたに限って序盤に突っ込んでくる相手の2隻目に自艦隊の分断を許したり(最近は2、3隻目が固まって相手旗の後ろに突っ込む戦術も散見)、転舵した5隻目に一発撃沈されたりする(これに反応すると置き去りになりがちだけど、なまじ無視するとあえて虚をつくカロ/ペリエ使いもそこそこいます)ものなので、定型のようなものが脳裏に描け出したときは用心が必要です。無駄に目を曇らせかねません。いつでも敵艦隊の思いもよらない変化に対応できる柔軟性を保つことが肝要です。
続きは次回。この、対人の艦隊戦にはモードがあるということは他サーバの様子をみるとよくわかるので、次回は試しに他サーバの動画をいくつか紹介してみます。
▽画像とおまけ
今回UPした画像は本文と一切関係がありません^^。上の画像3つはそれぞれLa Fronteraアップデート前後のひとコマ。下端の画像のみしばらく前、フレのロンさん主催の模擬イベントでの集合写真。彼女はいつも通称“ロン茶室”を立てるのだけど、敵対してる各国のPK-PKK、無差別海賊さんなども関係なくバシバシ呼んでいくので、初めて来たひとがたじろぐこともよくありました(笑)。先月半ばに引退していきましたけど、ロンさんのようなプレイヤーの存在は貴重だし大きかったなぁとしみじみ思います。以下おまけ↓
Portishead "Only You" visualized by Chris Cunningham
http://www.youtube.com/watch?v=uf9OfuYcEPA
できれば動画右下のアイコンからフルスクリーンモードにてご覧あれ。かなり見えが異なります。
曲はポーティスヘッド、映像はクリス・カニンガム。以前コメント欄で映像表現における芸術性と商業性みたいなことが話題になったことがあったけれど(8/19記事「イン・ザ・スープ」)、そのとき真っ先に脳裏をかすめていたのが実はこのクリス・カニンガムの存在だったんですね。2000年以降の彼の軌跡などはまさにそこらへんの葛藤を体現していて面白いので、近いうちにまたおまけ記事として書いてみようと思います。
ちなみにこの映像、本当は一番凄いのは異様にクリアな髪の毛や靴ひも、衣服のドレイプなどの揺らめきで、You Tubeの画質では残念ながらこの点がまったく消し飛んでいます。それでも異様さの気配のようなものは伝わるかもと取り上げました。興味をもったかたは、彼の代表作を収めた廉価版DVD(3000円くらい)が市販されてますのでお奨めです。
とはいえYou Tubeで観るかぎりだと、やはり今イチぱっとしないかもですね(^^;)。まぁそれを言ったらそもそもポーティスヘッド自体が、「こんなのよくあるじゃん」と思うひとにはまったく用がない世界ですけれど。
以前から艦隊戦一般について一度書くつもりでいたのですが、伸び伸びになっていました。今回の大型パッチでも芯となるラインは変わらないでしょうから、とりあえずここで一度中途半端な形にですがまとめておこうと思います。記事をいくつかに分けるので初回はとりあえず、これから始めるかたへの紹介っぽい文面にしてみます。
▼艦隊戦入門
とはいえ各論の技術レヴェルについては書きません。すでに引退されているAkiwoさんのブログがこの点を非常に洗練された形でまとめていらっしゃるので、関心のあるかたはそちらをご覧ください。下記URLにある6/27記事「■模擬戦へのお誘い」から一週間ほど続く投稿群がそれに当たります。↓
http://akiwo.blog48.fc2.com/blog-date-200606.html
現状では誰が書いても、この記事群の発展版か要約版にしかならないだろうというくらい、核となるポイントはすべて網羅されています。むろん具体的な艤装やアイテムの良し悪しといった水準では今回の大型パッチで変わる部分も多々あるでしょうが、そうしたことは結局のところ実践せずに書かれたものを読んでも意味がないので、これから対人に乗り出そうというかたがまず重視すべきポイントではありません(私見)。
またAkiwoさんの前置きにもあるように、模擬戦を戦うのに砲撃系のスキルは必須ですが、スキルランクは最重要事項ではありません。公開模擬参加は砲撃Rを上げてからと渋るかたが時折いますが、対人の経験が浅い砲撃Rオールカンストのかたよりも、ふだんから模擬を楽しんでいる商人職や冒険職のかたのほうが断然強いくらいです。少なくとも重ガレオンや戦列に乗れるレヴェルなら砲術R8前後にはなっていると思いますが、それで十分。
模擬戦で戦えるようになることは、危険海域での艦隊同士の実戦でも大海戦でも確実に意味を持ちます。最初のうちはまったく撃沈できず、沈みまくりの状態が続くはずですが、そこは前のめりに気張りましょう。誰でもはじめは初心者でしたから、温かい目で見守ってもらえること請け合いです。
(例えば大海戦で対人メインでMVPをとるような脳筋艦隊にも、ふつうに商人職や冒険職のプレイヤーがいたりします。重要なのはあくまでPスキル[Player’s skill]。わたしは昨年暮れ戦闘用ガレオンに乗れた時点から月1,2のペースで模擬へ参加するようになり、それから半年たった今年5月の時点でも砲術R9/弾道水平R8/貫通R5/速射なしとショボショボでしたが、Rが低いことで嫌な思いをしたことはありません。もちろん弱い僚艦に対し内心は苦々しく思うかたもいるはずですが、味方の弱点を補えてこその艦隊戦ですから、その不満を露わにするひとを気にする必要は一切ありません。基本的には初心者プレイヤーがいるならいるでそのカヴァーを楽しめるのは脳筋プレイヤーの数少ない美点の一つです。もちろん文句ではなく、意味のあるアドヴァイスを貰った際には一考の価値ありです。)
▼艦隊戦のモード
対人戦の面白味の一つには、相手の戦いかたに応じて採るべき戦術が常に変化しているということがあります。従って、対NPC戦のような意味での定石的な戦いかたは、対人戦にはありません。たとえば仕様が同じでも、サーバごとに艦隊戦のモードが明確に異なることなどは、このことをよく証しているとも言えるでしょう。
野良の艦隊などに入ると稀に「2隻目は旗艦を護衛」とか、「5隻目が反転するのはよくない」というようなことを決まり文句のように言い立て続けるかたがいますが、こういうかたに限って序盤に突っ込んでくる相手の2隻目に自艦隊の分断を許したり(最近は2、3隻目が固まって相手旗の後ろに突っ込む戦術も散見)、転舵した5隻目に一発撃沈されたりする(これに反応すると置き去りになりがちだけど、なまじ無視するとあえて虚をつくカロ/ペリエ使いもそこそこいます)ものなので、定型のようなものが脳裏に描け出したときは用心が必要です。無駄に目を曇らせかねません。いつでも敵艦隊の思いもよらない変化に対応できる柔軟性を保つことが肝要です。
続きは次回。この、対人の艦隊戦にはモードがあるということは他サーバの様子をみるとよくわかるので、次回は試しに他サーバの動画をいくつか紹介してみます。
▽画像とおまけ
今回UPした画像は本文と一切関係がありません^^。上の画像3つはそれぞれLa Fronteraアップデート前後のひとコマ。下端の画像のみしばらく前、フレのロンさん主催の模擬イベントでの集合写真。彼女はいつも通称“ロン茶室”を立てるのだけど、敵対してる各国のPK-PKK、無差別海賊さんなども関係なくバシバシ呼んでいくので、初めて来たひとがたじろぐこともよくありました(笑)。先月半ばに引退していきましたけど、ロンさんのようなプレイヤーの存在は貴重だし大きかったなぁとしみじみ思います。以下おまけ↓
Portishead "Only You" visualized by Chris Cunningham
http://www.youtube.com/watch?v=uf9OfuYcEPA
できれば動画右下のアイコンからフルスクリーンモードにてご覧あれ。かなり見えが異なります。
曲はポーティスヘッド、映像はクリス・カニンガム。以前コメント欄で映像表現における芸術性と商業性みたいなことが話題になったことがあったけれど(8/19記事「イン・ザ・スープ」)、そのとき真っ先に脳裏をかすめていたのが実はこのクリス・カニンガムの存在だったんですね。2000年以降の彼の軌跡などはまさにそこらへんの葛藤を体現していて面白いので、近いうちにまたおまけ記事として書いてみようと思います。
ちなみにこの映像、本当は一番凄いのは異様にクリアな髪の毛や靴ひも、衣服のドレイプなどの揺らめきで、You Tubeの画質では残念ながらこの点がまったく消し飛んでいます。それでも異様さの気配のようなものは伝わるかもと取り上げました。興味をもったかたは、彼の代表作を収めた廉価版DVD(3000円くらい)が市販されてますのでお奨めです。
とはいえYou Tubeで観るかぎりだと、やはり今イチぱっとしないかもですね(^^;)。まぁそれを言ったらそもそもポーティスヘッド自体が、「こんなのよくあるじゃん」と思うひとにはまったく用がない世界ですけれど。