liveで中継してます。

http://english.aljazeera.net/watch_now/


滅多にお目にかかれない愚か者演説で、ほとんどギャグの域に達してるので英語わかるひとにはぜひおすすめです。

独裁者の家族はまあなんていうか、精神的に成長の契機を奪われちゃってるのかな。その意味ではかわいそう。


※追記:

興味のあるひとならご存知の通り、リビアは歴史・文化的に大きく3地域に分かれているんですね。DOLプレイヤーにはおなじみのベンガジとトリポリ、この2都市の名はこの1週間ほどたびたび報道に載っていましたが、それぞれがこの3地域のうち2地域の中核都市です。体制側としては、今回の民衆による運動を「東部地域の分裂運動」だとして非難しています。エジプトのようには行かないとか、石油を基盤にした国家運営に傷がつくとか、まあいろいろ言ってました。

アデンやアルジェも報道には頻出しています。これに対して国内のテレビ・新聞は小沢がどうの自民党がどうのと実に終わってる感満載。こういうときに奮起しないでなんのためのメディアなのかと。ほぼ同時刻のNHKニュース。「リビアでは国営放送が反政府運動については一切報じていません(キリッ」 う、うん…。

現在進行中のアラブ革命。Facebookとイスラムばかりが要素として強調されてますが、私見では一番大きな要因は“アメリカの影響力低下”に他なりません。多くの独裁政権が長期化することで、実は最も恩恵を受けてきたのは皮肉な話アメリカなんですね。もし全世界が民主化・自由経済化したら、アメリカの相対的地位低下は誰の目にも明らかだからです。したがってこの流れはなにも中東に限ったことではなく、他のアフリカ・アジア地域やカリブ・南米などへ広がる可能性は高いと思います。

たとえばハイチでは前代や前前代の独裁者一族が亡命先から返り咲こうとする言動を始めているようです。インドネシア島嶼部や中国極西部なども騒がしくなってくるでしょう。中国やロシアの政府にとって尖閣と千島四島の問題で唯一重要なのは、それが自分たちの統治を揺るがし得る要素になるか否か、です。そこを最も恐れていて、それに比べれば領土的野心など二義的なものに過ぎません。ですからこれらは現下の動向と、実はじかに連関しているんですね。つまり問題の評価軸が日本の尺度とは根本的に異なっている。民主党の振る舞いはあまりに稚拙過ぎたと思います。そこらへんの連関がなぜテレビや新聞で論じられないのか、もしかしたら今はまだ下り坂の入り口に過ぎないのかもしれないと思うのは、こういう疑問に駆られたときだったりします。

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